病院はどのように選ばれるのか

 私たち医療機関従事者の最大に考えなければならないのは、患者にどのように選ばれるのかを把握することです。
 その場合、施設もそうですが、医師・看護師から病院管理・運営職まで、対、患者に対して選ばれる病院にふさわしい人格形成と知識と技と術を兼ね備えた、医療機関従事者になることです。
 そこで、日本病院会「病院長・幹部職員セミナー」で基調講演のあった、江戸川病院理事長の加藤正弘先生の調査結果を簡単にまとめました。

< 医療機関側や医療機関従事者が受け止めるべきこと >
 
- 病院選択のポイント -
①医療レベルが高いという評判が一番
②いつもかかっている、病院の主治医機能が大切
③500床以上の大病院ほど主治医機能が大切
④病院情報はお年よりほど近所の評判、若い人はホームページ重視
⑤生産年齢者は通院の便を重視
⑥看板や雑誌、本はほとんど無意味

 
 以上のように気をつけることは、
①医療レベルが高いことをどうやって評判を立てるか。
②病院の主治医機能が大切!医師や看護師、コ・メディカルスタッフなどすべての医療従事者が患者との人間的なコミュニケーションをしっかりととるかです。
③大病院ほど主治医機能は大切で、慶応大学附属病院でも4,500人の患者が毎日訪れるのはそのためです。
④病院情報は、近所の評判としっかりと情報が見られるホームページが必要です。
⑤働いている人は、勤務地や自宅、最寄の駅に近いなど、近いということはわりと大切なことです。
⑥看板や雑誌、本などは患者の外来動機づけにはならないようです。

 そのほかの調査も踏まえた結果、「外来で待ち時間が少ないからこの病院を選びました」というよりも、逆に待たされてもいいから良い医療を提供して、患者さんが繰り返して来るような主治医にすること。
 また、様々な医療従事者との人間関係や近い関係を築くことが一番大切であることがわかります。
 今回の調査結果では、待たされるのが嫌だという人は居なかったようです。


*日本病院会雑誌11月号「病院、入院・外来患者へのアンケート調査の結果報告」江戸川病院 加藤正弘 引用・参照
[PR]
by gakuchou | 2007-11-16 12:46
<< 医療秘書業務への診療報酬点数化 メンタルケア学術学会(R)開催... >>