動物介在療法(アニマルアシステッドセラピー)

 最近の動物を介在したセラピーについて、現在、東京大学心理学研究所で研究を行っている中崎氏と対談を行った。

 中崎氏は、現在行われている動物を介在としたアニマルセラピストを研究テーマに掲げ、米国などへの研究団体へ率先的に論文や研究発表を行っている。

 現在、一般的に行われているアニマルセラピーについての多くの疑問を持ち、独自のセラピーを考案している。

 一般的には、動物側が人間に合わせて厳しい訓練を受け本当の動物と人間との癒しを相互に与えていないと力説する。

 動物は基本的なしつけは必要であるが、本来の動物が持っている素直な情愛を無理やり人間に合わせて芸をさせている。つまり厳しすぎる調教をしている。そのため、足を踏まれても、叩かれても、「キャン!」とも言わせぬ調教。要は動物へのストレスを与えて一方的に見た目、おとなしく良いワンちゃんなどを作り上げているのだ。

 セラピーとは、実際、そうではない、人間のように自らしてセラピストやカウンセラーとなり、厳しい勉強なを行い、その結果、自分がしたい、なりたかったセラピストやカウンセラーではないのだ、動物は。

 動物本来の人間に対する愛情があり、その愛情を見抜く力も身に付けるのが人間である。動物も生き物で、人間の都合には合わせられない。またよくある、セラピー犬などは全部の犬がなれる訳でなく、その因子を持った一部の犬にその役目を果たすことが出来るのだ。

 いろいろ、私も話を聞いていくうちに動物もストレスは必ず感じる。人間の都合に合わせた動物なんてそうそういないと、よく考えれば誰でも気づくことに気づいたのだ。

 中崎氏の深い研究は英語に翻訳され米国の学会で発表される。その発表を楽しみに待ちたいものだ。

 中崎氏は、11月から東京大学心理学研究室から当カレッジの専任研究員へと迎えることに。これからが当カレッジの大きな心理学研究の核となってくれると期待している。
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by gakuchou | 2005-11-01 10:27
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