自立支援法案が参院通過 障害者に利用負担求める


 障害者への福祉サービスを一元化し、利用料の原則1割負担を求める障害者自立支援法案が14日、参院本会議で自民、公明両党の賛成多数で可決された。衆院に送付、今国会で成立する見通し。
 同法案は、これまで身体、知的、精神の障害種別ごとに分かれていたサービス体系を一元化する内容。利用料が収入に応じた負担から原則1割負担に変わる一方、市町村の在宅サービスに対する国の財政負担を義務化し財政の安定を図る。
 現在公費補助がある精神障害者通院費用、人工透析患者など「更生医療」や障害児など「育成医療」対象者の医療費も原則1割に引き上げられる。施行は来年4月。
 同法案は障害者団体などからの負担増への反発が強く、先の国会では審議が難航。衆院は通過したが、参院で審議中に衆院が解散されて廃案となり、今国会に再提出された。
(共同通信) - 10月14日11時39分更新

懸念事項であった障害者への自立支援法案が再提出されました。
 当カレッジの私のあいさつ文の中で紹介している懸念事項です。

 http://www.terada-medical.com/school/rep.html

 一斉にどの障害者への福祉サービスを要する際の利用料が自己負担となるのです。
知識や現場の状況を知らない人は、今のご時勢、社会保障費が国の財政圧迫になっているのだから、障害者であろうと、老人であろうと自立してもらうために当然の措置であると考えるでしょう。

 しかし、よく考えて下さい。全員が自立出来ると思いますか?なぜ、負担を上げ、生活を切り詰めさせることによって自立できるのであれば、当の昔からしてもいいはずです。もっとすべきことでしょう。

 この考え方が無知の怖さなのです。

 あいさつ文の中でも私は書いてありますが、無知は最大の罪と考えています。「知らなかったら」でのいい訳は、人間は非常に寛容です。
 でも、「知らなかった」からで大きな事故や大事を起こすのです。だから、私たちは、教育を受け、知識・技能を身に付けるのです。そのための教育機関です。専門職に就くのであればそれ相応の教育を受け、現場を知り、実際の問題を解決することなのです。
 
 その一番大切な教育を官僚は受けているのでしょうか。当然、立派な学歴はお持ちでしょう。しかしながら、配属された部署の管轄の専門知識や技能、実際の現状は知る由も無いでしょう。人事異動があり、突然、まったく専門外への部署にまわされ問題が起きれば、「そのようなことは想定していなかった」などの繰り返しです。

 だから、このような無知の人間が上記のような法案を作り上げるのです。

 小泉首相の構造改革は社会保障分野を早くすべきと期待し、われわれ、専門家は訴えなければなりません。
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by gakuchou | 2005-10-17 11:09
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